2018年10月30日
お盆やお彼岸の時期になるとお墓参りをするという経験のある人は多いです。この時に必ず用意するものが墓前に供える花です。特に決められてはいませんが、避けた方がよいとされる花があります。それは、アザミやバラなどのトゲのある花です。
この他にも、毒のある花や死をイメージするトリカブトやスズラン、ヒガンバナは選びません。香の強いユリや梅の花も虫が寄ってくるので避けます。子供の頃から親と一緒にお墓参りをしている人は、墓前の供花はイメージしやすいです。
しかし、葬儀の供花となると不安に感じます。多くの場合は花屋や葬儀社に手配を依頼しますが、宗教によって違いますので、遺族に確認をする事が必要です。例えば、仏式や神式であれば菊やユリ、ランなどの白い花で基本は生花を使用します。キリスト教はユリやカーネーションが多く、菊や造花は使用しません。送る時にも気を付けたいことがあります。一般的にお通夜の前に会場に届くように手配します。キリスト教の場合は、名札を付けずに自宅に送るようにします。葬儀と墓前の供花を比較すると色々と違いがあります。けれど、故人を悼み霊を慰める気持ちは同じです。故人が好きな花であれば、地域や宗教、遺族に配慮した中で選ぶと気持ちが伝わります。